この記事でわかること
- SNSで増加している詐欺広告の特徴と具体例
- 騙されないためにチェックすべき5つのポイント
- 万が一購入してしまった場合の対応策
- 被害を防ぐためにできること
SNS詐欺広告とは?なぜ増えているのか
近年、Instagram、TikTok、Facebook、X(旧Twitter)などSNSで「限定価格」「驚きの性能」などをうたう詐欺広告が急増しています。
生成AIを活用した画像・動画の量産、越境EC詐欺業者の流入、審査の甘いプラットフォーム広告が組み合わさり、本物そっくりの広告で多くの人が騙されるケースが続出しています。
よくある詐欺広告の例
- 「残りわずか」「明日で終了」と焦らせる
- 大手ブランドや公的機関の名前・ロゴを無断使用
- 驚異的な性能(例:3秒で体感温度16度下げる)
- 激安価格で高性能を謳う
- 嘘の口コミやランキングで信頼性を演出
SNS詐欺広告に騙されないための5つのチェックポイント
こうした詐欺広告は「行動経済学」の理論を使って、消費者に購入を急がせるような仕組みができているのです。以下5つのチェックポイントをお伝えします。

1. 広告の内容が「うますぎる話」になっていないか
あまりにも安すぎる、高性能すぎるなど「常識的に考えて怪しい話」は疑うのが基本です。
2. 企業名や公的機関の名前が使われている場合は公式サイトで確認
「○○大学監修」「○○省推奨」などの表記がある場合は、その機関の公式サイトで実際に扱っているか確認を。
3. 口コミが異様に高評価だけで埋まっていないか
評価が★5ばかりで不自然、具体性がないレビューばかりの場合は要注意。
4. 「残り○個限定」「本日終了」で購入を煽る表現に注意
焦らせて思考停止させるのが詐欺広告の常套手段です。
5. 購入前に「商品名+詐欺」「商品名+口コミ」で検索する
同様の被害に遭った人の情報が見つかる場合があります。
もし詐欺広告で商品を購入してしまったら
- 支払い方法ごとに対応
- クレジットカード:カード会社に連絡しチャージバック(支払い停止)を相談
- PayPal:紛争解決センターへ連絡
- 銀行振込:原則返金が難しいが警察・消費者センターに相談
- 証拠を残す
- 注文時のスクリーンショット
- 送付された商品や梱包の写真
- 広告の画面保存
- 最寄りの消費生活センターへ相談
- 国民生活センターで相談先を検索可能。
詐欺広告に騙されないための習慣
- SNS広告から直接購入せず、必ず公式サイトや大手ECサイトで購入
- 広告内容をすぐに信じず、複数の情報源で確認する
- 急がされる広告ほど一度立ち止まる
被害を防ぐ最も大きなポイントは「焦らないこと」です。
まとめ
SNSの詐欺広告は巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があります。
「安い」「便利そう」「限定」といった言葉に惑わされず、冷静に情報を確認する習慣を持つことが自分と家計を守る第一歩です。
あなたの大切なお金と時間を守るため、SNS広告は必ず疑い、調べてから購入する習慣を持ちましょう。
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